(2021.1.12 アメブロ で公開していた記事をこちらにお引越し)

 

子連れで旅行に出かけたり、レジャーに出かけたりすると、子どもから

お土産買って買って攻撃

にあいますよね。

※正確に言えば、長男タロウはもともと「買って」すら言わない子でした。だから、買ってと自分の気持ちを言えるようになったのはむしろいいことです〜

 

2013年までの私は、子どもの買って買って攻撃をまったく受け付けない、聞く耳を持たないママでした。

 

そのときのエピソードを書きたいと思います。

 

2013年、長男タロウが5歳の頃、習い事で知り合ったママ友家族とディズニーランドに行った時のことです。

 

当時の実際の写真です

子どもたちは

女の子3人+長男+次男=計5人

でした。

子ども同士仲良く遊び、けんかになることはなく、我が家の長男次男は本当に楽しそうにパーク内を歩いていました。

子どもたち5人はパーク内のワゴンで、扇風機型の霧吹きを売っているのを見つけ、女の子たちが「欲しい~これ買って!」と、ママにおねだりしていました。

ひとりひとつ合計3つ買ってあげた太っ腹のママ友さん

女の子たちは霧吹きで水をかけ合いながら3人で遊び始め、タロウとジロウにも優しく霧吹きを貸してくれました。

そのうち長男タロウが「ぼくも欲しい」と言いました。

私は、霧吹き型の小型扇風機なんて持ち歩くのにかさばるし、家で使うこともないだろうなと思って、一言「ダメ」と言いました。

何年か経って、タロウが小3のときに、そのときの写真をみながら

「このときのディズニーランド、楽しかったよね。覚えてる?」

と私がタロウに言ったら、

「覚えてるよ。扇風機型の霧吹きを買ってくれなかったよね」

と言われたんです。

 

ええええええ。そこ?

楽しかった記憶ではなくて、買ってくれなかった記憶なの?

なによっ! 朝早く起きて、車を運転して、開園前に並んで、お友だち家族と楽しめるようにと、お金も時間もかけて出かけたのにさっ。

タロウが欲しいと言ったのは扇風機型の霧吹き。熱中症対策としては有効なんでしょうが、

私はそれを買ったとしても、のちのち我が家では使わないと思ったんです。

そしたらタロウが

「ママはいらないと思ったとしても、オレはあのとき、あの場で、友だちとみんなで水を吹き付け合いながら遊びたかったんだよ」

ああ、確かに本当に楽しそうだったものね。

「オレの思うこととか、買って欲しいことはちっとも聞いてくれなかったよね。後のことより、今が大事なのに」

でも、子どもの「買って」を聞いていたら、ワガママになってしまったり、物欲がとめどなくあふれちゃうのではと心配だったのよ。ごめんね、タロウ。

 

—–

 

出かけた先で子どもが欲しがるお土産ですが、当時の私が買わなかった理由は、以下のような感じでした。

 

(1)出かけた先で忙しくて聞いてる時間がない

(2)どうせすぐ飽きるから買っても無駄

(3)子どもの希望を聞いてたらワガママになる

(4)どこかに行くという体験が大事だから買うことはしない

 

このディズニーランドでの場合は、(2)(3)でした。

その場だけの楽しみで買うなんてもったいないと思っていたし、毎回子どもの「買って」に付き合っていたら、ワガママになると思っていました。

でも、長男タロウが言うには、「そのときに使いたい、欲しい」のであって、子どもにとっては無駄かどうかは別の話なんですよね。

子どもには無駄と言いつつも、私も以前こんなことがありました。

某タレントさんのLIVE会場で、限定Tシャツを買って、会場のトイレで着替えて参戦したことがあります。LIVEのときに着たかったんです。そのあと1度も着てません(汗)。

自分はよくて、子どもにはダメって・・・。反省。

長男タロウも、せっかく出かけたディズニーランドだから、後で使うことはなかったとしても、そのときに欲しかったのかもしれません。

子どもが楽しみに出かけたディズニーランドで、お土産を買ってもらえなかった記憶が一番に残っているのは、私としても残念だなあ、と思ったのです。

それからの私は、子連れでどこか旅行などに出かけた時は「お土産は買うもの」として折り込み済みにするようにしました。

予算は立てますし、なんでもホイホイ買うわけではないんですけど、以下のことは心がけるようにしました。

 

(A)子どもの欲しい気持ちを理解する

(B)予算オーバーの際は相談する

 

(A)について、子どもの希望が出た時点で、どうして欲しいのかしっかり聞くようにしました。

うちの長男タロウは、海賊系のグッズが好きで、ディズニーランドの「カリブの海賊」に併設されているお店が好きなんです。

 

こういう感じのね

そこで「欲しい」と言われたら、

「ああ、これは映画に出で来るアイテムと同じだね。これは欲しくなっちゃうね」

とまず共感するようにしました。

共感することは、買うこととは違います。

大人だって、買うつもりはなくても「いいね」が欲しいだけのときがあります。私は子どもたちに共感したうえで、買うかどうかは予算内であれば本人が決めればいいと思うようにしました。

また、次男ジロウの場合、ぬいぐるみが大好きです。フワフワモコモコした熊のぬいぐるみを特に欲しがります。同じようなものを持っているのに欲しがります。

 

こういう感じのね

これはカワイイね、連れて帰って並べたくなっちゃうね」と言います。最終的に買いたいと本人が決めたなら、「どの子にする?」と一緒に選びます。

 

(B)について、子どもが選んだお土産が予算オーバーのこともありました。

そんなときは、どのぐらい欲しいのかもう1度しっかり聞いて、帰宅してからしばらくの間、おやつ代を節約していいか聞きました。

それでも欲しいと言ったので、そのときは子どもたちの希望を聞いて買って帰りました。

具体的には、

お菓子→ひと口おにぎり&お芋

に2週間置き換えたことがあります。健康的でいいですね笑。

 

今回はお土産の話を書きましたが、長男タロウとジロウの子育てを通じて感じることは、

親の思いや都合よりも、子どもの希望を聞いて優先させていくと、子どもが落ち着いていった、ということです。ワガママにはなりません。

よくある子育て本等にも「子どもの話を聞いて」とか、「子どもの気持ちを大事に」と書いてあるじゃないですか。

本当に大事なんだなと実感しています。

でも、具体的にどうすればいいのよ? って、当時の私は思っていました。

机上の話ではなく、生活に密着した具体的な方法が知りたいですよね。

みなさんはどうやって子どもと話し合いしていますか?