(2020.12.11 アメブロ で公開していた記事をこちらにお引越し)
長男タロウが5歳年中児の頃(2013年)、幼稚園のお友だちケンジくんと、ケンジくんのママと、回転寿司にランチしに行くことになりました。
入園後からずっとママ友付き合いをしていなかった私は、一匹狼で「ソロ活動」でしたが、同じく「ソロ活動」されているママと偶然にも趣味が同じであることがわかり、初めて園の他の親子さんとランチをすることになったのです。
初めてのママ友とのランチ。緊張します。余計なことを言わないように、親子ともども、失礼のないようにと細心の注意を払いドキドキしつつも、楽しく嬉しい気持ちもありました。
タロウも私と同じ気持ちなのか、テンション高い状態で声が大きく楽しそうでした。
お友だち親子と楽しいランチの時間のはずですが、私はまたいつものように「ちゃんとさせなくちゃ」と思ってタロウに、
「靴を脱いだら揃えなさい」
「シッ! 声が大きいから静かにっ!」
「残さず食べるんだよ」
なんて、言ったりしていました。
いま思えば、
「ケンジくんと一緒に回転寿司を食べられて嬉しいね」
「気持ちがはしゃいじゃうよね」
「もうちょっとだけアリさんの声でお話しようよ」
「食べきれなかったら持って帰ろうね」
などと言ってあげればよかったのになあと、いまでは思うのですが、ママ友さんに失礼のないようにという気持ちが先立っていました。
案の定、タロウのご機嫌はどんどん悪くなり、顔つきが険しくなってきました。
回転寿司のお店って、最後のお会計のときにタッチパネルで「会計ボタン」を押すじゃないですか。
そのボタンをケンジくんもタロウも押したがり、お互いにゆずらず、最後はタロウがケンジくんを両手で突き飛ばして、強引に会計ボタンを押してしまいました。
大泣きするケンジくん。驚くケンジくんママ。ひたすら謝る私……。
タロウに対して、「なんてことするのよ!」と怒りがメラメラとわいてきます。
タロウを叱りつけ、「謝りなさい!」と強い口調で言いました。
そのあと、タロウの口から出てきた言葉は「ママ嫌い!」でした。
「なんですって?」
楽しいランチの時間を台無しにしたのはタロウのせい?
いやいや、私がタロウに日頃から厳しく口出しし過ぎたこともあるんじゃないかな? と、いまでは思います。
子どもだって直球のダメ出しばかりされていたら、気持ちもへこみますよね。
その場での具体的な方法としては、トラブルになりそうな場面の前に「お会計のボタンは誰が押す?」と、私が子どもたちに先まわって聞いてもよかったですよね。
このとき、一緒に回転寿司でランチをした「ケンジくんのママ」は、なないろハートの活動を一緒にやっている「ちえママ」です。
「ちえママ」と知り合ってもうすぐ10年になります(2021年現在)。これまで本当にいろいろなことがありました。
ちえママ、いろいろとご迷惑をおかけしましたm(_ _)m
こんな親子でも一緒に時間を過ごしてくれるママがいたから、なんとかやってこれました。感謝しています。本当にありがとう。