(2020.11.23 アメブロ 公開した記事をこちらにお引越し)

長男タロウが幼稚園に入園して、2週間ほど経過した4月のある日(2012年4月です)。

担任の先生より自宅に電話がかかってきました。

「タロウくんのことで、園でお話しませんか?」

記憶があいまいなのですが、そんな内容でした。直感的に「いい話」ではないと思いました。

入園してすぐだし、何があったのかドキドキしながら園に行きました。

担任の先生と副担任の先生2名と私で向かい合い、聞かれたことは、

「おうちでタロウくんと何をして遊んでいますか?」

でした。

当時は、次男のジロウがまだ8ヶ月の赤ちゃんで、ずっと抱っこしている状態でした。

タロウを公園へ連れて行ったり、買い物ついでに室内の遊び場へ連れて行ったり、家ではテレビを見せたりしていました。

そうお話しすると、

「お忙しいとは思いますが、タロウくんと遊んであげてください」

と言われました。

一緒に遊んでいるつもりなんだけどなあ。公園でもタロウから目を離さず、ちゃんと見てるんだけどなあ。

 

でも、いまならわかります。私は当時、タロウを遊びに連れて行くことはあったけれど、一緒に遊ぶことはしていませんでした。

 

そのときの私は、自分なりに子育てを頑張っていることを、園の先生にわかってもらえていない気持ちになり、とても寂しくなったことを覚えています。

先生はなぜ「タロウくんと遊んであげて」と私に言ったのでしょうか。当時の私は、謎ばかりでした。

また、私は母として園の先生とのコミュニケーションの取り方もわからず、「はい、はい」と話を聞くだけで、自分から話すことはありませんでした。

たとえば、

「どうして遊んであげてとおっしゃるのでしょうか?」

「園でタロウはどんな様子ですか?」

「家ではこんなことがあって困っています」

「先生、どうしたらいいでしょうか?」

など、正直にお話すればよかったと思いますが、そういった先生との対話はできませんでした。

当時の私は、子どもの自立を強く願っていたので、子どもができないことを、できるようにするためのしつけを大事にしていました。

また、子どもが自分で体験する場所に遊びに連れていくことが大事だと思っていました。

でも、園の先生は私がタロウと一緒に

笑顔(*^▽^*)で

折り紙
お絵かき
鬼ごっこ
くすぐり遊び

など、

子どもと一緒にふれあって楽しく遊んで! ということを伝えたかったのだと思います。

親子間のふれあい遊びは、子どもの情緒安定につながると知ったのは、この「お呼び出し」から1年半後……。

何が問題でどうして「お呼び出し」を受けたのか理解できないまま、時間が過ぎていきました。