(2021.1.4にアメブロ で公開した記事をタイトル変更・加筆修正しこちらにお引越し)

みなさんはお子さんの習い事、何を基準に選んでいますか?

次の3つのうち、いちばん近いものはどれでしょうか?

(A)子どもがやりたいことを応援する

(B)子どもの将来に役立ちそうなことを習わせる

(C)親が子どもに教えられないこと(手間とスキル両方の意味で)を習わせる

いまの私は、

(A)の子どもがやりたがることを応援する

が、いいと思っています。

でも、過去の私は、過去の私は(B)(C)でした。

特に、私自身が「できていたらよかったな」と思う習い事をやらせたい、という気持ちが強くありました。

コンプレックスの裏返しですね〜

今日は当時の反省を込めて、子どもの習い事について書いてみたいと思います。

本来、習い事は別にやらなくてもいいものですし、もっと言ってしまえば、子どもが興味を持ったことを、親子で一緒に楽しくやればいいのだといまでは思います。

でも、当時の私は、子どもの前に立ってグイグイと引っ張っていたんです。

 

長男タロウの習い事は、2009年、タロウが1歳の頃のリトミックからスタートしました。

リズム感を養いたかったんです。

2歳の頃には通信講座こどもチャレンジも入っていました。

お勉強ができるようになってほしかったんです。

幼稚園入園前には、幼児向け英語学習のダイレクトメールが届き、そのハガキに

 

「いまがラストチャンスです」

 

と書いてあって、

「みんなこんなに早いうちから勉強するものなのか!」

と、焦って申し込みしたこともあります。

私は英語が話せないので、余計に急がなくちゃと思ったんです。

いま思うと、「3歳でラストチャンス」って、本当に笑っちゃう話なんですけどね。

でも当時の私は真剣でした。

他にも、知り合いのママに、

「あそこのスイミングスクールは、3ヶ月でクロール25mができるようにしてくれる」

「あそこの体操教室は、入学までに鉄棒の逆上がりと跳び箱ができるように教えてくれる」

と聞いて魅力を感じ、急いで入会申込の電話をし、半年以上も空きを待ったのちにタロウを入会させたことがあります。

 

子どもには早くから体験させ、学ばせて、たくさんのことを出来るようになったほうが本人のためと信じていたのですが、肝心の長男タロウの気持ちは置いてけぼりでした。

長男タロウの幼稚園入園後の習い事はその後も増え続け、

サッカー、空手、野球、ラグビー水泳、体操、空手、野外体験教室、野球、英会話、公文、学研、花まる学習会、絵画教室

に入会しました。

そのうち、本人が希望したのは、サッカー、空手、野球、ラグビーでした。

 

タロウ年中5歳の頃の写真

でも、結局、タロウはそれらの習い事をあっという間に全部やめました笑。

サッカーは疲れるということと、仲のいい友だちと遊べる時間にかぶっていたのでやめました。

空手はやってみたらそこまで興味がなかったとのこと。

野球は楽しんでやっていましたが、タロウが大好きだったコーチがやめてしまったため、タロウもやめました。

ラグビーは、やってみたら思ってたほど楽しくなかったとのことでやめました。

私がすすめた水泳、体操、空手、野外体験教室、野球、英会話、公文、学研、花まる学習会、絵画教室

については、どこも魅力的な習い事でありましたが、タロウはもともと興味があまりなく、行く直前にぐすぐずして私に叱られる、という流れがパターン化していたため、最後は私が折れて退会することにしました。

習い事を辞めるとき、タロウに対して私は、正直なところ毎回イラッとしてましたね・・・。

半年も続けずやめるの?

今月の20日までに退会届出さないと会費1ヶ月分が無駄になるのに~

というような気持ちです。

習い事先の先生に

「やめグセがつきますよ」

「いまやめたら、失敗体験になってしまいます」

 

などと言われて凹んだことも1度や2度ではありません。

でも、当時の私は子育てに悩んでいて、子どもの教育よりも、

子どもたちと一緒に楽しく、笑って過ごすことを大事にする方向にシフトチェンジ

している最中で、子どもの希望を優先するようにしていきました。

習い事を次々辞めていくタロウを心配してくれるママ友さんたちからは、

「子どもの希望を聞いていたら、わがままになっちゃわない?」

「本人のための習い事なんだから、いま嫌がっててものちのち感謝されるよ」

等、意見をもらいましたが、それでも私は「子どもの気持ち」を優先しました。

数々の習い事をやめてきた長男タロウですが、その後も本人がやりたい習い事があれば、OKして応援してきました。

それでようやくわかったのですが、

「子どもがやりたい習い事」

「楽しく指導してくださる先生」

に出会うと、子どもは習い事を自分の意思で続けます。

 

まあ、「それはそうよね」って話ですよね笑。

好きなことを、好きな先生に教わるって、シンプルだけど大事なことだと思いませんか?

私たち大人も、好きなことを楽しく優しくほめてくれる先生に習いたいですもの。

それに、子どもが好きなことを楽しんでいるときは、子どもの脳にもよい影響があるっていいますよね。

 

親が子どもの気持ちを尊重すれば、親子関係もよくなり、だんだんと子どもの情緒も安定していきます。

 

みなさんのおうちは、お子さんの習い事をどのように選んでいますか(*^▽^*)?