こんにちは。
なないろハート代表さつきママです。
これから数回にわけて、さつきママのおすすめ子育て本をご紹介していきたいと思います(^^)
1回目は、
『子どもが幸せになることば』田中茂樹著
【ページ数】
231ページ
【読書時間】
約2時間ぐらい
【どんな方にやすすめ?】
子どもを甘やかしたら、子どもがもっと(笑)わがままになっちゃうのでは? と心配な保護者の方
【どうしておすすめ?】
なぜ子どもを信じるといいのか?(WHY)
それにはどうしたらいいのか(HOW)
WHYとHOWが両方書いてあるから
保護者を責める雰囲気がないから
【読んだらどうなる?】
子どもに優しくなれる♪ 具体的な声かけがわかる
私は、2015年9月、市ヶ谷で行われた田中茂樹先生の講演会を聴きに行ったことがあります。
講演会は「子どもを信じること」がテーマでした。
大変、心を動かされました。
この本も講演会同様、「子どもを信じること」が命題かなと思います。
『子どもを信じること』という田中茂樹先生の
その名もズバリな別著もあります。
そちらは351ページとスケールが大きく、
子どもをなぜ信じるといいのか? という、
なぜ(WHYの部分)が多く、データも用いた内容です。
『子どもを信じること』おすすめなので、別の機会にご紹介しますね。
今回ご紹介する『子どもが幸せになることば』は、手に取りやすくカフェでさっと読める内容です。
さてさて、私がなぜこの本をおすすめするのか書いてみたいと思います。
田中茂樹先生は、医師であり、男の子4人のお父さんでもあります。
田中先生は、ご自身の子育てで悩まれた経験もあると著書の中で率直に書かれています。
また、若かりし頃の田中先生がカウンセリング業務をしているとき、
子育てに悩むクライアントの保護者と
田中先生自身の考え方が似ている
と気がついて、ご自身の子育てを見直したご経験があるそうです。
机上の話ではなく、田中先生ご自身が感じたことや、
イライラしたことの具体的なエピソードも書かれていますので、
子育てに悩む保護者の心にすっと届きます。
そうはいっても、私自身、
子どもを信じてまかせていたら、うちの子、道を踏みはずしちゃう(笑)!
と、思っていた時期もあります。
でも、ゆるくしても大丈夫、むしろハードル下げたほうが子どもはしっかりするんだなといまでは思います。
田中先生の本から、一部を抜粋して記載します。
親がイライラしているのは 、子どもにはつらいことです 。
逆に 、親がいつも楽しそうにしていることは 、子どもを安心させます 。
子どもをどれだけ安心させられたか 。いかに楽しい気分で 、子どもとの時間を過ごせたか 。
「そのままの自分を 、親は大切に思ってくれているんだ 」
「親は 、自分が生きているだけで幸せだと思ってくれているんだ 」
そのような感覚を持てることは 、子どもが 、この先の幸せな人生に向けて貯金するようなものです 。
その貯金は 「しんどいことがあっても 、まあなんとかなるよな 」
という根拠のない楽観性となって 、何度となく訪れる人生のピンチで子どもを支える宝物になります 。
それは 、成績や学歴よりも 、ずっと強い力です 。
〜中略〜
いま 、幼い子どもといられる短い期間を 、ぜひ大切にすごしてください 。
これから紹介する場面で 、子どもが現実の厳しさを知って困っているようなときこそ 、
愛情を注ぐチャンスだと思って 、しんどい場面を 、
幸せな状況に切り替えてください 。
ママは、子どもに愛情をすでにたくさんかけているんですよね。
でも、その愛情のかけ方を、
いままでとは違う形に工夫してみることで、
子どもは「親から愛情もらえた」と実感できるみたいですよ。
この本には、子どもが親からの愛情を感じやすい
具体的な声かけがたくさん載っています。
ママがつらい気持ちにならず、心が温かくなって、そして具体的な処方箋が載った本です。